積読(つんどく)日記

本はただ机の上に積んであるだけ・・・の状態で日々過ごしています。新聞や雑誌・映画・テレビなどから、気になったことを書いています。

倚よりかからず

茨木のり子(いばらぎのりこ)さんの詩。
2006年の冬に独り暮らしの中、亡くなられる。享年、79。
詩集『倚よりかからず』より


倚よりかからず
もはや できあいの思想には倚りかかりたくない
もはや できあいの宗教には倚りかかりたくない
もはや できあいの学問には倚りかかりたくない
もはや いかなる権威にも倚りかかりたくない
ながく生きて 心底学んだのはそれぐらい
じぶんの耳目 じぶんの2 本足のみで立っていて
なに不都合のことやある 倚りかかるとすれば
それは 椅子の背もたれだけ

広島の映画館序破急のサイトから

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