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積読(つんどく)日記

本はただ机の上に積んであるだけ・・・の状態で日々過ごしています。新聞や雑誌・映画・テレビなどから、気になったことを書いています。

宗教的経験の諸相(上)

宗教的経験の諸相(上)』 W.ジェイムズ著(1969)桝田啓三郎訳岩波書店 から
アンニー・ベザント夫人の自叙伝で、私は次のような一節を読んだ。「立派な主義主張の栄えることを願う人はたくさんいるが、その実現に力をかそうとしたがる人は少ないし、いかなる冒険を冒しても、それを支持しようとする人となると、ますます少ない。『誰かがそれをしなくてはならない。しかし、なぜ自分がそれをしなくてはならぬのか?』というのが、優柔不断な輩の絶えず繰り返す常套語である。『誰かがそれをしなくてはならない。それなら、どうして自分がそれをしてはいけないのか?』というのは、勇躍危険な義務に当たろうとする熱烈な人類の奉仕者の叫びである。この二つの言葉の間に、道徳の進化の全世紀が横たわっている。」まことにその通りである。(P42)