積読(つんどく)日記

本はただ机の上に積んであるだけ・・・の状態で日々過ごしています。新聞や雑誌・映画・テレビなどから、気になったことを書いています。

『菊と刀』

『定訳 菊と刀ー日本文化の型ー』 ルース・ベネディクト 長谷川松治訳 社会思想社 1967年昭和42年
この本は学校教科書の教材で取り上げられていたが、全部読んだことはなかった。先日古書フェアでたまたま目に止まり、読んでみた。というか、字は小さいし、難しくて、読み飛ばしながらですが。

この本を読んで、ここに書かれていたしつけの文化は、私が両親から受けたしつけに当てはまり、私の家庭は、戦前の社会文化の影響をしっかり受けていたのだとわかった。

作者は日本に来たことがなかったようだが、それでここまで分析して書けるなんて凄い!
昭和23年9月に亡くなっている。
彼女が今の日本を見たらどう考えるだろう。
日本人は変化してきただろうか?

以下、メモ

日本人は世界は善と悪との戦場ではないと考える。柔和な魂 和魂(にぎたま)、 荒々しい魂 荒魂 一方の魂が地獄に、他方が天国に行くと定まっているのではない。ともにそれぞれ異なった場合に必要であり、善となる。P218
日本は特殊主義的な掟に従う 忠は義理に対し優位に立つ P244
日本人は罪の重大さよりも恥の重大さに重きを置いているP256
自重しなければならない 世間がうるさいから P254
自由度の曲線を描くと、日本はU字型 アメリカはその反対 子ども年寄りの時代は自由度が高い 中間は性別や家に縛られる。
菊 小さな目につかない針金の輪(輪台)をはめ込んで正しい位置に保つ 時代の流れとともにその輪は消えていくであろう

刀は攻撃の象徴ではなくして、理想的な、立派に自己の責任を取る人間の比喩となる 刀は、より自由な世界においても、なおかれらの保持しうる象徴である。P344

自分の身(刀)を錆びつかせないように切磋琢磨する 自己を磨く刀を保持することで日本人は徳を維持し続ける

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