積読(つんどく)日記

本はただ机の上に積んであるだけ・・・の状態で日々過ごしています。新聞や雑誌・映画・テレビなどから、気になったことを書いています。

故郷ー魯迅ー

『故郷/阿Q正伝魯迅

藤井省三訳  光文社文庫

 

何かでこの本の紹介文を読んで、読みたい本リストに入れていた。

何にひかれてリストに入れたのか覚えていないのが情けなない。

 

「故郷」を何回か読み返した。

何かが心をかする。

寂しさかな。

2年ぐらい前、小学校低学年まで住んでいた地を訪れたことがある。

50年以上経つのにいまだに当時の家が残っている。

一人でゆっくり町の中を歩き、通っていた幼稚園や小学校、学校までの通学路、ずっと歩いた。

 

当時遊んでいた友達に会えたら、どんな会話ができるだろう。

そう思いながら歩いていた。

 

「故郷」のワンシーンのように頭の中では楽しい思い出がいっぱい溢れていても、実際に会うときっと何の会話もできないだろう。

今の日本で「故郷」の時代のような格差はないにしても、みんないろんな出来事があって、いろんな過程をたどって歳を重ねて、当たり前のことだけど同じではない。

「故郷」を読みながら、魯迅の大きな目線には遠いし、問題意識も違うけれど、自分自身の小さな感覚でその時のことを思い出した。

 

訳者 解説の、阿Qの系譜の話とか、訳の違いとか面白かった。

 

 

 

 

 

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