連続の休みで、たまっていたテレビの録画を見ている。
映画「鈴木先生」(2013年)
鈴木先生が子どもたちに「演じることは、社会に出て大人になって役に立つ」という話をしていた。
数年前、放送大学の面接授業で「仕事をしている役、母親・父親の役 子どもの役などなど、みんな何かの役を演じながら生きている 」と教えてもらったことがある。
なるほどなと思ってそれ以来、少し意識しながら行動していた時期があった。
この映画を見て、それを思い出した。
親の役、母親の役、嫁の役、娘の役、妻の役・・・・、あれから、子どもが成人し、義父母が亡くなり、親も認知症で子どもの存在がわからなくなりと、生活が変化していくにつれ、ひとつづつ役がなくなって、今の自分がなんか不安定、寄り処がないと感じてしまうのは、「役がない=することがない、何物でもない」だからか、と思った。
こんな時を過ごしつつ、「年寄りの役」がだんだん身についてくるのでしょうか。