衝撃的な映画だった。
ドキュメンタリー?、いや違う。
でもとても演技とは思えない。
日常をカメラでずっと追って編集したのか?
親が不法就労で、親がいても自分を証明するものがないために学校に行けず、働かされ、その子(自分はたぶん12歳と思っている)は親の元から逃げる。
乳飲み子を抱えて、他人の証明書を使って働く女性と出会い、しばらくは平穏に過ごせるのだが・・・・と、ここからまた展開していく。
パンフレットを読んで、俳優さんたちの演技に納得。
体感・実感が画面から伝わってきたからだ。
監督の熱意、当事者たちの大きな力、地域が求める大きな力も作用していたのかも知れない。
「いい映画だった」という感想だけでいいのか?
見た人たちの心を動かす、力のある映画だった。
監督・脚本・出演 : ナディーン・ラバキー