積読(つんどく)日記

本はただ机の上に積んであるだけ・・・の状態で日々過ごしています。新聞や雑誌・映画・テレビなどから、気になったことを書いています。

映画「この世界の さらにいくつもの 片隅に」

「そうそう居場所はのうなりゃせん」

2016年映画「この世界の片隅に」を見てから、時々このセリフが浮かんでくる。

なぜか。

気持ちが救われる言葉だ。

だから「大事なセリフで心に残ったから」なのだけど、もう一つ意識下に「何か引っかかっていたから」だったのだ。

 

このセリフに至る気持ち、体験経験が追いつかない感じ、明確に言葉にならない、今思えばそんな物があったんだ。

それが、最新作を見て、「そうか!これだったのか」とわかった。

 

前作に追加された部分があって、それによってこのセリフの背後が補強されたというか、隙間が埋まったとそう思った。

映像で理解を深めることができたのだ。

 

前作と、もう一つの物語。

だから「さらにいくつもの・・」

こういう作り方って、根っこがしっかりあるからできることなのだろう。

英断ですね。

 

追記

と、ここまで書いてアップしたのだが、ポストを見るとWendy広島という月刊誌1月号が入っていて、表紙に片淵監督への取材記事が出ていた。

「映画は見た人の心の中で完成する」

という一文があった。

まさに、これだ。