最近昨年の芥川賞受賞者今村夏子氏の作品を読んでいる。
『星の子』、現在中学生の女優芦田愛菜が主役でこの本が映画化されるらしい。
思春期で難しい年齢だろうにやってみようと思う作品ってどんなのだろう。
そんな興味で読んでみた。
平易な文章で読みやすい。
そしてどんどん引き込まれていった。
あの感覚を文章でこんな風に表現してあって、それを映像ではどう見せてくれるのか。
ほかの作品『あひる』『こちらあみ子』も読んだ。
感覚が壊されていくような、ゆすぶられるというか、文章は読みやすいのだけど、なんか??
そういうことだったのかとわかっていくうちに、引き込まれている。
読み終わると、もう一度読み返して、確かめたくなる。
いろんな人や物の見方をちょっと壊して広げてくれるような。
芥川賞作家という肩書に意識なく読んだところで、昨日の発表があり、一年たって私はこの作家に出合ったんだ。
『星の子』、上映が楽しみだ。