このところ重くて濃い感じの映画を見てきた。
新型コロナウイルス感染予防のため、なるべく前後左右席の空いているところに座っている。
『パラサイト 半地下の家族』
これはアカデミー賞に選ばれるわ。
『Fukushima 50』
東日本大震災津波による福島原発事故はリアルタイムでテレビ・新聞などで見てきたことなのだけど、こうやってしっかり当時の状況を残してもらえて「ありがとうございます」と言いたい。
状況に詳しい人からすれば、「あそこは・・・」「これは・・・」と言いたくなるのかもしれない。
しかし、わからない人間にも「あーそうか」と気づかせてもらえれば、それは意義のあることだと思う。
討論の様子がそのまま使われていて、熱気が伝わってくる。
内容はわかる部分わからない部分いろいろあった。
生後1年にならないぐらいの子どもを抱いて、三島由紀夫と討論している部分があって、そういう場に赤ちゃんがいることにまず「え!!」と思い、またその赤ちゃんが、抱いている父親と三島由紀夫の間で、話している三島由紀夫をじっと見ている。
その子に引き込まれてしまった。
たばこの煙の中、1000人の大人の中、ぐずってきたら他の人が抱っこをし、今だったら相当問題だけど、その子の存在は少なからず抑え?影響あったのではと思った。
だってまっすぐな目でじっと見つめられたら、真摯に向き合うしかない気持ちになるのでは。
三島由紀夫がやってきて討論が行われるということが、すごいことなのだからそんな子ども一人いようと関係ないと言われるかもしれないけど。
昔の映像を見ていて、あの頃の若者の熱気は今どこに行っちゃったんだろうなんて思う。
「拡散」
なるほど!!
時の流れ、社会の変化ってすごい。
今コロナウイルスで世界全体大きな渦の中にいる。
集団で何かをする、人々の集中、ということに変化が?
また違った社会が生まれようとしているのかもしれない。
『一度死んでみた』
これは素直に楽しんで帰った。
いろんな俳優さんたちが登場する。
俳優以外も。